1 名前:風吹けば名無し[] 投稿日:2012/06/16(土) 09:06:56.37 ID:EIQP8QSo 
  さて、巨人はここまで交流戦を貯金10で来ているわけだが、そこに小笠原が復帰してきて果たしてどうなるのか。  
  原監督は「最初からスタメンで、ということはない。代打で行く」と、現時点でのスタメン起用に消極的だが、ここで気になるのが、小笠原が  
  ”代打向きの選手ではない”という点である。  
   
  勿論、一線級のレギュラーとして活躍し、晩年は代打として活躍した選手は枚挙に暇が無い。古くは阪神や太平洋(現西武)などで活躍した  
  ”鉄仮面”こと藤井(栄治)や、私がヤクルトの監督を務めていた時の杉浦(享)、今で言えば、阪神の桧山や広島の前田(智徳)も  
  この例に当てはまるだろう。だが、彼らに共通して言えることは、「”決め打ち”と”読み打ち”を柔軟に使い分けられるタイプ」  
  という点である。(中略)  
 
  
2 名前:風吹けば名無し[] 投稿日:2012/06/16(土) 09:07:22.48 ID:EIQP8QSo 
  だが、小笠原の場合は典型的な「四打席入ってナンボ」の選手である。私は打者のタイプをAからDまでの4つに分類しているが、小笠原は  
  B型(内外角どちらを打つか、あらかじめ決めるタイプ。前の打席の結果などによって狙うコースを決める)の典型例である。  
  先の”決め打ち”と”読み打ち”で言えば、前者にかなりのウェイトを置くタイプであり、このタイプは代打稼業には向かない。  
  同じタイプが田淵幸一(阪神~西武)であり、彼も晩年は代打に回ることがあったが、まるで結果を残すことは出来ず、今の小笠原とほぼ同じ年齢で引退している。  
   
  勿論、”代打・小笠原”が機能しない可能性もゼロではあるまい。だが、今までベンチスタートをほとんど経験して来なかった選手が  
  「代打で結果を出せ」と言われても、それは容易なことではない。かといって「一塁・エドガー」が機能している現在、そこを崩してまで  
  小笠原を起用するメリットがないのも事実である。これは小笠原に限った話ではないが、功成り名遂げたベテランがベンチにずっと坐っているのは  
  首脳陣や他の若手選手からすると、何ともやりにくいものである。また、先の登録抹消は怪我によるものではあったが、もし小笠原が  
  結果を残せなかった場合の処遇というのも、原監督、ひいては巨人にとって頭の痛い問題となろう。  
   
  一軍復帰した小笠原が、好調巨人の”好事魔多し”にならなければ良いのだが……。  
 

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